象印の炊飯器(1998年製, NH-JA05) の時計バックアップ電池(リチウム電池)の交換をしました。
というのも、バックアップ電池が切れてしまっていたのでコンセントからプラグを抜くと時計表示が消えてしまい、その後プラグを挿しても時計の時間が7:00に戻ってしまう状態だったからです。
実はこの時計問題が発生したのはかなり前なのですが、当時象印のカスタマーサービスに電話で確認した時には、修理代が何千円だったかとんでもなく高額(正確には忘れてしまいました)かつ、「時計に関しては、プラグをコンセントに挿しっぱなしで使っても大丈夫です。」と言われてしまったのでそのままずっと使っていました。ですが修理してやろうと急に思いたち、今回修理。20年近く前の機種なのですが現役活躍中です。
炊飯器の外観
コンセントにプラグを挿していない状態では、時計表示が消えてしまっています。(長年使用したことによって、IHの楕円エンブレム(?)」の下から接着剤がしみ出て、さらに「強熱伝導あつ釜」シールの裏をつたってタレて来てしまっています。)
分解して電池を確認
裏蓋を開けて分解し基板上の電池を確認するとCR2354が使われていました。
基板
電池部分
修理方針
今度切れたときに簡単に交換できるように、端子付きのリチウム電池を実装せずに、電池ホルダをつけることにしました。
ところが、CR2354用の電池ホルダは調達できなかったので、結局CR2450用のホルダを使うことにしました(aitendoで約100円で購入)。 当然リチウム電池もCR2450を使うことになりますが、電圧は3Vなので同じですし、容量も560mAhに対して620mAhと大きめなので問題ないとの判断です。 基板に直付けしないタイプのCR2450は電器量販店などで容易に入手できるのもポイントです。
電池を基板から取り外した後の基板
電池ホルダを取付
電池ホルダは耐熱の両面テープで基板のホルダ外側に貼り付け、基板の電池の+/-からリード線を引き出してつなぎました。 リード線も一応耐熱ワイヤを使いました。 基板側のリード線取付後写真は撮り忘れてしまったのでありません。
修理後
本体の時計表示が復活しました!
まだ炊飯は試していませんがきっと大丈夫でしょう。 電池ホルダを固定した両面テープの強度がきちんと出るように1日待って試そうと思います。 ところで既に20年近く使っているこの炊飯器、いつまでもつだろう。