カセットのテストテープもどきなAT5009復活

カセットのテストテープもどきなAT5009復活

懐かしのカセットテープを整理していると、オーディオテクニカの音声入りカセット・クリニカ AT5009を発見。これはただのクリーニングカセットではなく、テスト信号(150Hz, 440Hz, 1kHz, 7kHz)が録音されているスグレモノ。

オーディオテクニカの音声入カセット・クリニカ AT5009

カタカタ音がする!

なんかカセットテープの中で変な音がしています。 どうやら、ハブ(内部でテープが巻かれるところ)のテープ止めが外れてしまっているようです。保存していただけなのに!

ハーフを開けて内部を確認

ハブのテープ止めが割れてしまっています。このクリーニングカセットはいつ購入したのか全く記憶にありません。とは言ってもこの手のものが販売されていたのは、2000年頃までな気がするので、15年以上は前でしょう。

オーディオテクニカの音声入カセット・クリニカ AT5009 ハブ破壊

100均でカセットテープを購入

購入したカセットテープはこれ。セリアで調達しました。

セリアのカセットテープ 外観
セリアのカセットテープ 中身

分解すると同じ大きさのハブが使われていました。

セリアのカセットテープ 分解

100均カセットのハブを問題のクリーニングカセットに移植

いい感じで移植手術は成功です(写真では、左側のハブが移植済)。が、ここで、反対側のハブはどうなんだろうと心配になりました。よく見てみると、なにやらテープ止めはすでに破壊されている様子。テープ止め部分に隙間が空いています。とりあえず、カセットハーフを組み立てて、反対側にテープを全部巻き取ってみると、やはりハブは壊れていました。

オーディオテクニカの音声入カセット・クリニカ AT5009 片方のハブ交換後

で、同じ作業を繰り返して反対のハブを交換(写真では右側のハブ)。

オーディオテクニカの音声入カセット・クリニカ AT5009 両方のハブ交換後

修理完了!

もう一度、カセットハーフを組み立てて完成です。

オーディオテクニカの音声入カセット・クリニカ AT5009 修理完了

きちんと修理できました。 それにしても、劣化の激しいハブもあるようですね。部屋には30年くらい前のカセットテープがゴロゴロしていますが、ハブが壊れたものは他にはありません。クリーニングカセットということでコストの安いハブを使用していたのでしょうか。Made in Japanなのに・・・

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